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2026.09.23

友達への相談は、少しだけ注意が必要です。

夫婦問題が起きた時、

「誰かに聞いてほしい」

そう思って、まず友達に相談する方も多いと思います。

親には言いにくいことでも、友達になら話せる。

昔から自分のことを知ってくれていて、気持ちも分かってくれる。

何より、自分の味方でいてくれる。

苦しい時に話を聞いてくれる友達の存在は、本当にありがたいものです。

だから私は、

「友達に夫婦問題を相談しない方がいい」

と言いたいわけではありません。

ただ、友達だからこそ、少しだけ気をつけてほしいことがあります。

友達の言葉が、自分の気持ちより大きくなることがあります

夫婦関係に悩んでいる時って、

自分でもどうしたいのか分からなくなっていることがあります。

「もう離婚した方がいいのかな」

「でも、本当にそれでいいのかな」

「もう一度やり直せるのかな」

気持ちが行ったり来たりする。

そんな時に、信頼している友達から、

「絶対、離婚した方がいいよ」

「そんな人とは別れた方がいいよ」

「子どものためにも、もう少し頑張った方がいいんじゃない?」

と言われると、その言葉がとても大きく感じることがあります。

もちろん友達は、あなたを苦しませようとして言っているわけではありません。

あなたのことが大切だから。

少しでも楽になってほしいから。

一生懸命考えて、アドバイスをしてくれているのだと思います。

でも、

友達の答えと、あなたの答えは同じとは限りません。

なぜか生まれる「報告しなきゃ」という気持ち

そして、友達に相談した後に起きやすいことが、もう一つあります。

次に会った時、

「その後どうなった?」

と聞かれることです。

もちろん、これも心配してくれているからですよね。

でも、真面目な人や、人に気を遣う人ほど、

「ちゃんと報告しなきゃ」

という気持ちになることがあります。

私はこれを勝手に、

「謎の報告義務」

と呼んでいます(笑)

「離婚した方がいいよ」と言ってくれた友達に、

「やっぱり、もう少し夫婦でやってみようと思う」

と言いにくくなったり。

反対に、

「もう少し頑張ってみたら?」と言ってくれた友達に、

「やっぱり離婚しようと思う」

と言いにくくなったり。

あるいは、まだ何も決められずにいる自分に対して、

「まだ悩んでるの?」

「この前も同じこと言ってたよね」

と言われることが、少し苦しくなってしまったり。

本当は、自分の人生のことを考えているはずなのに、

いつの間にか、

「友達にどう思われるだろう」

ということまで考え始めてしまうことがあります。

仲のいい友達でも、人生はそれぞれ違います

特に女性の場合、学生時代、仕事、結婚、出産、子育てなど、人生のステージによって、付き合う友達や環境が変わることも多いと思います。

独身の友達。

結婚している友達。

子どもがいる友達。

離婚を経験した友達。

それぞれが、自分の人生を生きています。

そして人はどうしても、

自分が経験してきたことを通して、相手のことを考えます。

離婚して幸せになった友達なら、

「離婚しても大丈夫だよ」

と伝えてくれるかもしれません。

結婚生活を続けてきた友達なら、

「もう少し頑張ってみたら?」

と伝えてくれるかもしれません。

どちらも、あなたを思ってくれている言葉です。

でもそれは、

その人が生きてきた人生から見える答えでもあります。

あなたの夫婦関係とは違います。

あなたが大切にしたいものとも、違うかもしれません。

友達の意見は「参考」にしていい

だから、友達に相談する時は、

その言葉を「答え」にするのではなく、

一つの参考として聞く。

それくらいでいいと思っています。

もしできるなら、相談する時に、

「まだ自分でもどうしたいのか分からないから、今日はただ聞いてほしい」

「意見も聞きたいけど、最後は自分で考えたいと思ってる」

そんなふうに伝えておくのもいいと思います。

友達の意見を聞いて、

「私はそれとは違う気がする」

と思うことだって、大切な気づきです。

逆に、

「その言葉を聞いて、私は本当はこうしたかったんだと気づいた」

ということもあります。

誰かに相談することは、

その人に自分の人生の答えを決めてもらうことではありません。

話すことで、自分の気持ちが見えてくる。

そのために、誰かの力を借りる。

私は、それでいいと思っています。

大切な友達だからこそ、

その関係まで苦しくしないために。

友達の言葉を大切に受け取りながらも、

最後には、

「私は、どうしたいんだろう?」

と、自分自身に戻ってきてほしいと思います。

次回は、

「経験者のアドバイスが、あなたの正解とは限りません。」

についてお話しします。