ここまで、
親に相談すること。
友達に相談すること。
経験者に相談すること。
そして、子どもを夫婦の相談相手にしないでほしいということ。
「夫婦問題が起きた時、誰に相談するか」
について、何回かに分けてお話ししてきました。
ここまで読んでくださった方の中には、
「じゃあ、いったい誰に相談したらいいの?」
と思った方もいるかもしれません。
でも私は、
「誰にも相談しない方がいい」
と言いたいわけではありません。
むしろ反対です。
夫婦問題という、人生の大きな出来事を、
一人だけで抱え込まないでほしいと思っています。
だからこそ、
誰に相談するのかを、少しだけ大切にしてほしい。
そう思っています。
相談することと、答えを決めてもらうことは違います
夫婦問題で悩んでいる時、
私たちはつい、
「どうしたらいいと思う?」
と、誰かに答えを求めたくなることがあります。
離婚した方がいいのか。
夫婦関係を修復した方がいいのか。
もう少し我慢した方がいいのか。
別居した方がいいのか。
自分では分からないから、
誰かに正解を教えてほしくなる。
その気持ちは、とてもよく分かります。
でも、
相談することと、自分の人生の答えを誰かに決めてもらうことは、違います。
親にも、
友達にも、
経験者にも、
そして専門家にも、
あなたの人生の正解を決めることはできません。
なぜなら、
その人生をこれから生きていくのは、
あなた自身だからです。
私が思う「相談相手」の条件
では、どんな人に相談したらいいのでしょうか。
私は、
あなたの話を否定せずに聞いてくれる人。
すぐに、
「こうした方がいい」
と答えを決めるのではなく、
「あなたは、どうしたいの?」
と聞いてくれる人。
感情だけに流されず、
今起きていることを一緒に整理してくれる人。
自分の価値観を押しつけず、
「これは私の経験だから、参考程度に聞いてね」
と言える人。
そんな人に話してほしいと思っています。
相談した後に、
「言われた通りにしなきゃ」
ではなく、
「少し、自分の気持ちが分かった気がする」
と思える。
そんな相手です。
100組の夫婦がいれば、100通りの夫婦の形があります
このシリーズの中で、何度かお伝えしてきました。
100組の夫婦がいれば、100通りの夫婦の形があります。
だから、
「浮気されたら離婚」
「子どもがいるなら離婚しない」
「一度壊れた夫婦は元には戻れない」
そんなふうに、
誰にでも当てはまる一つの答えがあるわけではありません。
同じ出来事が起きても、
離婚を選ぶ人もいれば、
夫婦関係を修復する人もいます。
今は何も決めない、という選択をする人もいます。
どれが正しいかではなく、
自分がどんな人生を生きたいのか。
私は、そこが一番大切だと思っています。
迷っていても、大丈夫です
夫婦問題が起きると、
早く答えを出さなければ、
と思ってしまうことがあります。
周りから、
「で、どうするの?」
と聞かれることもあるでしょう。
でも、
すぐに決められない時があってもいいと思います。
離婚したいのか。
離婚したくないのか。
まだ分からない。
昨日は離婚したいと思ったのに、
今日はやり直したいと思う。
そんなふうに気持ちが揺れることだってあります。
人生の大きな決断なのですから、
迷うのはおかしなことではありません。
誰かの答えを急いで借りるより、
まず、
自分の中にある気持ちを、
一つずつ整理していけばいい。
私はそう思っています。
答えは、あなたの中にあります
親の中でもありません。
友達の中でもありません。
経験者の中でもありません。
そして、
カウンセラーの中にあるわけでもありません。
答えは、
あなた自身の中にあります。
ただ、
一人では見つけにくくなっていることがあります。
怒りや悲しみ、
不安や怖さ、
「こうするべき」という考え、
周りの人の言葉。
いろいろなものが重なって、
自分が本当はどうしたいのか、
分からなくなってしまうことがあります。
そんな時に、
誰かと話しながら、
絡まった気持ちを一つずつほどいていく。
そして最後に、
「私は、どうしたいんだろう?」
と、自分自身に戻ってくる。
私は、
そのために相談という場所があるのだと思っています。
離婚するのか。
夫婦関係を修復するのか。
それとも、今はまだ決めないのか。
どんな答えを選ぶとしても、
誰かに決めてもらった人生ではなく、
「私はこれを選ぶ」
と、自分自身が納得できる答えを選んでほしい。
あなたの人生の羅針盤は、
あなた自身です。
その答えを見つけるために、
誰かの力を借りてもいい。
一人で抱えなくていい。
でも最後は、
自分の人生を、自分で選ぶ。
私は、そのためのお手伝いをしたいと思っています。